誓いの碑
医療事故の教訓を風化させないため、誓いの碑を2020年6月に設置しました。
設置の趣旨
当院では、平成26年6月に腹腔鏡下肝切除術等の手術において、多くの死亡事例が発生していたことが判明しました。このことは、病気を克服しようと当院に期待と信頼を寄せていた方々に対して、計り知れない悲しみや苦しみを与えることとなり、地域医療を担ってきた大学附属病院としての医療への信頼も失墜させてしまいました。
私たちは、二度とこのような医療事故を起こさぬように、この教訓を風化させず、大学附属病院として高度な医療を安全に提供することを常に心がけるよう、ここに誓いの碑を設置しました。
設置までの経緯
2019年 3月 | 遺族会から「誓いの碑(仮称)」設置の要望を受ける |
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2019年 4月 | 設置を決定 完成目標を2020年6月とする |
2019年 6月 | 令和元年度第1回患者参加型医療推進委員会へ素案を提出し意見交換を行う |
2019年 8月 | ご遺族に書面にてご意見を伺う |
2019年10月 | 令和元年度第2回患者参加型医療推進委員会において碑文案、設置場所、設置方法などについて議論する |
2019年12月 | 令和元年度第3回患者参加型医療推進委員会において、外来、臨床講堂へプレートタイプ、噴水広場へ石碑タイプを設置することを決定 |
2020年 3月 | 令和元年度第4回患者参加型医療推進委員会において、最終的な設置方法を確認 |
2020年 4月 | 制作開始 |
2020年 6月 | 完成 |